雑駁たる梅雨入り前の一日

6月18日。例年なら梅雨空を眺めているだろう日。最高気温が30℃をこえることも珍しくなく、数字だけみれば夏である。

とはいえ6月は6月。夏と呼ぶにはまだ早く、梅雨と呼びたい月なのだ。松江気象台の観測データをみれば、例年6月中旬の最高気温は27℃ほどである。室内のデスクワークであれば、快適というに無理はない。そんな日も偽?の夏にまじってあるにはある。今日もそんな日で、最高気温は28℃。外で働けば汗はかくが、バテるほどではない。

かような日の雑駁な出来事を羅列してみよう。

カフェオリゼのマーケット出店用おにぎり写真を撮影。試作された、わかめおにぎりをふたつ、板にのせ小皿にわかめを添えて。

今晩開催の会議に出す資料を作成。2時間ほどを午前中に。内容について、事務局長と電話とメールでやり取り。

朝のゴミ出しのあと、庭と畑をみて手入れを軽く。ミモザアカシアの剪定は梅雨入り前にできるかどうか。ユーカリを剪定して、小枝は使えそうか佐美さんきく。玄関に飾ろうかという。ドライになっているミモザを片付けて入れ替えるようだ。ほか気になるものを少し整理した。ものの数分ではあるが。

畑のスペルト小麦をみる。まだ青いものもあるが、明後日には刈り取りできるだろう。梅雨入りが遅かったからこその間に合い加減。昨秋の播種の遅れがなんとか辻褄あいそうだ。

昨日鉢から土に落としたりんごとレモン。一晩の雨もあって、異常はなし。根が早くのびてくれますように。

午後からは青野さんのところへ野菜をとりに。CiBO、小雨くらいでなんとかできるといいねと話す。ネギの美味しさを伝えると、路地だから少し繊維が強いけどと。いや、その強さもいいし、味(辛味、甘み、香りなど)のバランスがよいのだけどねと思う。

黒目の実家では屋根の補修、、の前の掃除をしながら方針を思案。畑でディルの種子をとりながら、黒豆をまかせてもらう場所を母と談判。明日か明後日に、屋根とあわせて。また、庭の梅をいただく2kgほどか。

木次図書館へ借りていた福原宣明著『魂の点火者―奥出雲の加藤歓一郎先生』の延長手続きとあわせて、下巻にあたる「日登教育と加藤歓一郎先生」の巻を借りに行く。

下巻は本というよりは「資料集」として読む体裁である。すなわち、読みづらい―リーダブルでない面も多々あるが、資料としては細工が少ないほうがよいのである。加藤の講演録がそのまま掲載されていたりするところなど。

”下巻”の第35話「公民館の設立と社会教育」の項に、日登公民館の機能の図式が、「公民館報1号による。昭和26年刊」として載っているのだが、見てみたい。『記念誌』と福原が記している日登公民館四十年を記念して編集されたもの(平成3年11月刊、公民館長藤井暁)の中にもあるかもしれない。

そうそう。

宮澤賢治と加藤をつなぐ線を探してみよう。政治と宗教と文学と農学がひとつものであったその時代に

そう書いた何年か前のやりかけ(の続き)にようやく手が届きつつあるのだった。

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