合歓木の花が目立つ今年の夏

まとまった雨が降り山の畑もほっと一息。春焼き後の点描を。

◉アマランサスは順調にみえて少し変。昨年は火入れができず、菜園畑で採った種子を用いたのですが、なんか違うものが交雑してるようです。葉っぱの味も違う。やれやれ。できる限り選別していきますが、難しい。里の畑だとヒユ科の何かが混じってしまうのだと再認識。


◉ミニトマト(ブラックチェリー)の草勢は想像以上。ほとんどいじらず放任して様子をみます。

◉カボチャ(かちわり)も降雨以降盛り返して、遅れを取り戻しています。3年前はうまくいかず、焼畑にはあわないのかと期待はしていませんでしたが、いけそうです。

◉ナス(黒小町)は交配種で、一代限りのお試しですが、雨の降らない時期によく枯れずに残ったというところ。復活の様子見。

◉はぐらうりは今年はじめて。牛が入るところに直播し、まったく芽が出ず、諦めていたのですが、出てました。よかった。ウリ科の草は牛が放置してくれるのではという期待もこめて。どうなりますか。

◉タカキビ(林原在来)は初期の成育がよくなかったのですが、いい感じかと思います。

◉サトイモ(三刀屋在来)もなんとか。焼畑のはとりわけ美味いことは実証済みなので、楽しみに見守っていきたい。

◉ヒエは、まったく発芽しませんでした。なぜ。心当たりはもちろん複数あるのですが。
◉大豆もゼロかと思っていましたが、わずかにのびているものがありました。黒大豆か。白大豆はたぶん全滅。ヒエもですが、雨がないと、焼畑の大豆はちょっと無理ですね。たまたま堅い土のところでもあったためよけいに。

 

 

令和2年7月下旬の山墾り

梅雨のあいまにひとしごと。
◉夏に花を咲かせる樹々をたしかめる〜7月22日
 あれ、こんなところにもと。夏に花を咲かせる木が、山墾りをしている岩内地の谷にはたくさんみられます。現在、頭のなかに入れ込むだけですが、子供向けの体験が本格化したら、マッピングしていきたいものとして記しておきます。
まず、ネムノキとカラスザンショウ。今年はずいぶんと長く咲いている気がします。陽樹、先駆種ですが、アラして若い山なので、多く見られるのでしょうか。これが道隔てて古い山になると、がくんと減るところもおもしろくわかりやすいです。
 下のはリョウブでしょうか。藪に隔てられ近くにまで寄れず、次回あらためてたしかめます。f:id:omojiro:20200725111446j:plain
茗荷畑をたしかめる〜7月22日
 竹藪を伐開した山は、日の光の入り方のみならず、風の通り方、土中の水の流れもかわり、周辺の植生が大きく変わっていくことを、体感することができます。明るくなった、地面のかたさが違うといった、わかりやすいレベルから、精妙とも気の所為ともいえないものまで。
高木が竹にまじって残っていた場合、たくさんの実生が春から背をのばしはじめます。小さな小人が森から出てくる感じ。
 そんななかで、今年めだったのは、ミョウガがどどんと出現したこと。もともとあったのでしょうが、なぜ目に入らなかったのか不思議。多少間引いたほうがよいのでしょうが、まずはこのまま。
◉ことしの焼畑アマランサス〜7月22日
 6月23日に火入れして、翌日にヒエとまぜて播種。ヒエもわずかですが、この中にまじっています。6月下旬播種は発芽も早く、梅雨に入っていれば初期成長も早いので、秋の長雨や台風にぶつからなければ理想的ではあります。以下、予定(予想)と基本情報。
6月24日播種…播種量不明。0.5aほどに20gほどはまいたでしょうか。通常の畑地栽培の場合、10aあたり20〜24gが適量のようです。発芽適温27℃〜29℃。要地温17℃以上。
7月中旬〜下旬に間引き…すればよかったのでしょうがほぼやってませんで、8月1日にやりました。
8月4日〜10日…柵づくり(牛侵入防止)
8月20日開花…発芽から50〜60日後に開花する。
9月30日〜熟期…開花から40〜50日で収穫。
10月10日までには収穫といったところ。秋雨にぶつかりそうなので、実の入り方などをみながら、順次収穫とみておきましょう。
収量は通常の畑地栽培の場合で、200kg/10aというのが基準のようだ。5kgとれれば上出来かと思う。f:id:omojiro:20200722153747j:plainAmaranthus cruentus

◉畑の草刈り〜7月25日f:id:omojiro:20200725120921j:plain草刈りはそのときどきで、少しずつやっています。

アマランサスの脱穀

2018年10月9日。

アマランサスの脱穀を、午後も遅い時間からひとり、牧場の資材置き場でカンカン、ヒュンヒュンやった。15時10分頃から16時45分頃までの1時間半ほどで、570gほどの出来だ。試行錯誤の3年前よりはずいぶんと手慣れてきたものだと自分でも思う。

もっとよい方法もあるのだろう。岩手なり長野なりに取材にいけば、よい方法が得られるやもしれない。来年こそはと意をあらたにしつつも、今年はどうするのだと、オークションサイトをひらいて、精米機、籾すり機、足踏み脱穀機をチラチラと見る。

小麦と米の脱穀をどうするか、なのだが、量が少ないうちは、もう手でやるしかないだろうが、脱ぷについては、カンを頼りにミキサーやすりこぎでやるのは、そろそろやめにしたいし、失敗が多すぎるのは気持ちの問題ではなく、持続性の問題として。

あぁ、そして、小麦をまく準備をはじめなければ。手をかけない菜園畑でも、いまの時期は鍬を持ち出して畑をする方おおし。

大豆をつくればいいじゃないかと、オーナーからも言われているので、その作付けについても一考だ。小麦→大豆のローテーションをまわすためには、いつもより早く種をまいたほうがよいのかもしらん。