11月29日は快晴。ふだん通ることの少ない斐伊川右岸を車で走った。旧加茂町と旧斐川町の側である。出雲市と雲南市を結ぶ幹線となっている右岸とは違って交通量が少なく、山が近い。木々は冬支度を終えた、ほっとするようななやさしさをたたえながら、残った紅葉を風とともに散らせている。そのとき、山は美しく輝いている。あぁ、気持ちいい、なんて心地よい道なんだろう。200mほど離れた対岸とは、世界が違う。いつか歩いて、その心地よさの理由を確かめてみたい。
ユーカリを庭へ定植
さて、所要いくつかを昼過ぎまでにこなした後、妻がユーカリを定植するのを手伝う。小さな庭ゆえ場所が定まらず、なかなか地面へ移せなかったものだ。思い切って塀に近くとも、庇から落ちてくるだろう雪が直撃するだろう場所を、あえて選んだ。そうした環境で育つように世話してあげるしかないのだと思って。ひとつ、高さは人の背丈までにおさえる。ひとつ、樹形を整えてなるべく垂直にたてていく。うまくできるかな。
穴の底に消炭少々、そして腐葉土、そこへ苗をおき、少しの落ち葉を側面にはさみ入れながら移し終えた。地にある生命よ、競いながら、補いあいながら、この木とともに、世の終わりまであらんことを。
山の草刈りと道の整備
2時間。短い時間であったが、山仕事。あぶなくて近寄れなかった断崖の再生竹を何本か始末した。あぶないというのは、足場の見えなさとハチの存在とほかいくつか。ハチは不在、足場もだいぶ見やすくなっていたので、1年ぶりかにとりかかることができた。あともう2日もやれば、すっきりすることだろう。
さて、気温が10℃前後となって牛にとっては快適な気候。山に入る頭数も増えていることが糞の量と場所でわかる。いつの雨かはわからないが、道が流水で、一部崩れかけているところに、少しテコ入れ。直径15センチ前後の枝木を配置するなどちょっとしたことをやっておいた。水落ち箇所にあった根株が転がり落ちていたが、牛の仕業か豪雨の際に流れたのか。根株は機会があればひろいとっておこう。手を入れたこの道は大事な道だが、長い直線なので豪雨ともなれば掘削が進む。ちょっとしたことが、今年はそれなりに保全の役を果たしたようで、崩れ方が昨年よりはずいぶんと軽いのだ。よって方針継続でのぞむべし。
車両が通るようにはしておきたい。タンクをのせて軽トラでのぼるには少々つらい登坂となっているが、雪が積もる前にやっておかねば。
堆肥づくりの新手
野積みにしたり、穴をほってみたり、箱に入れてみたり。あれこれやってみたところで、水分調整が肝だとは思う。屋根であったり蓋であったりするものとして、茅を束ねたり、笹を束ねたものが使えるのではなかろうかと。藁もそうだが、水をはじくという点では稲藁よりは麦藁のほうがいいだろう。茅かあ。しばし思案してみるべし。米ぬかはバケツをつねに積んでおいて、手に入るところでは即入手できるようにしておこう。
ともあれ、12月いっぱいは落ち葉集めを優先に。