竹の建築について、いくつか調べてみた。ネットで漁る程度であるので、ほんの備忘であり、近いうちにもうちょい突っ込んでみたい。たとえば、その強度・耐久性と、コスト(主として労力)について。
まずひとつめは、陶器浩一氏(滋賀県立大)の一連の建築。2012年度の日本建築大賞を受賞した「竹の会所」。(写真は、わわプロジェクトから)
2013年度は滋賀県でプロジェクトを進めていらっしゃって(菩提寺まちづくり協議会)、今度は第5回建築コンクール大賞を受賞された。滋賀、京都、名竹林にブランド筍の産地復興を目指す地でもあって、見学してみたい。
意匠の魅力は誘惑し人を行動へと駆り立てる大きな力だとは思うのだけど、実用的で無骨な感のある「首都大学東京+青木茂建築工房」によるBamboo Houseは、サイズや仕様を洗練させて汎用性を高めていけそうだ。
竹による屋外テント、農業用ビニールハウス、可能性は高い。
そして、完成度という点ではやはり、こちら。
竹でつくられた世界最大の建造物がインドネシア・バリ島にある。
グリーンヴィレッジと名付けられたその「場所」は、シュタイナー教育に基づいた学習コミュニティであり、「自然と人との共生」を柱とし、「会社」「学校」「図書館」「食堂」「寄宿舎」「ゲストハウス」からなるらしいです。
ONE PROJECTの記事(写真もONE PROJECTより)で知ったのですが、これはやはり一度は行かねばなのでしょうか、バリ島。
開放的な南方建築とは、とても相性がよいのだなあ。