2018年8月31日、焼畑に猪

イノシシにモロコシを食われてしもうた。

P1290618

タカキビも数本倒されていたが、まったくといっていいほど食べてはいない。が、モロコシは口にあうのか、ガシガシとやっている。最初、牛がここまであがって、食べたのかと思ったが、いやイノシシだと。 まず、牛であれば、タカキビの茎や葉を倒すことなく上からがぶりと食べる。かじって放置ということはない。モロコシはわからないが、タカキビと同様だろう。
そして、もう実をつけているとはいえ、牛が大好きなヒエがまったく手つかずだったのだ。あわせて、サツマイモを掘ったあともある。

P1290622

焼畑でモロコシはつくれんということがわかった。こうも選好されてしまってはね。  イノシシは牛が苦手なのか、牛が入るところには入ってこない。

P1290609

今年焼いたここの急斜面は礫土が多くもあり、牛もとりつくことすらしていないようだ。
ここ(下写真)のアマランサス。いつか食われるだろうなあと思っているがまだ手つかずだった。
もっとも下方にみえる、ちょうど道の横にあるアマランサスは茎を残して葉をすべて食われてしまっていた。どちらも一週間前にヨウシュヤマゴボウに覆いかぶさるようにしてあったものを露呈させたものだ。

P1290607

その様子を、竹藪からのぞいていたウリ坊。「よし」と鼻息をあげたかどうかはわからないが、思い切って畑に踏み込んだのだろう。やり放題とわかれば、ほかのものにも手を出すだろう。 うむ。どうしたものか。 牛の糞をおいてみようか。

出雲の山墾り〜2019年の8月24日

8月の振り返りをと思い、記録をみたら、4日しか動いておらず、意外な感に打たれる。
やったことはほぼ草刈り、ひたすら草刈り。1日3時間までが活動限界なのは、ともかく暑かったことによる。どんなに水分を補給しても足りない。体重にして2kgほど毎回消耗する。そんなことを延々と毎週やっていたような感覚だったのだがと、記録を見直してみれば、あぁ、そうだったねと。今年は梅雨の時分も雨が少なく、7月初旬から結構うごいていて、草刈りロードともいえる、毎週草刈りをする状態に突入したのは7月7日からだった。そこから数をかぞえてみれば、今日で10回目である。納得。
なんでこんなに草を刈っているのだろうと思えば、そう、今年は収穫量をふやさんとして、ケタ地にも火を入れているし、2年目の畑にも手を入れているのだった。
さて、何はともあれ、畑の状況を。

P1290609

春に焼いた山。向かって右手から広がる緑、その大半はヨウシュヤマゴボウ。白い花を咲かせ始めていて、実になる前に刈り取ってしまおうかどうか、少々きめかねている。火入れ後のパイオアプランツとして優勢な種ではあったが、ここまで群生したのは今年の春焼きがはじめてだ。行く末を観てみたいという好奇心と、放牧牛の侵入防止に多少は寄与するのではないかという期待と、急斜面の礫質土壌にとって、被覆効果も一定あるだろうという効能、などなど。これら期待面に抗するのは、「ひろがるとやっかいだ」という先入観だろうか。その生態についてよく知っているわけではないが、実も葉も根も「食えない毒」で、強健な外来植物ということからも、つべこべ考えずに「駆除」というわけだ。
だからこそだろうか。問答無用で駆除されるものにシンパシーを抱きがちな心性をもつ我が身には、まあ、ちょっと様子をみてみようやという気持ちもそこそこある。宙ぶらりんでの状況放置なのだが、実際刈り取る時間がないということがそうさせているのだ。
また、毒だの食えないだのという言説が過剰に流布する昨今の事情に鑑みれば、ひょっとして食えるかもしれない、試してみようかというのもある。食えたらいいだろうなと。
岡山理科大波田善夫教授はこう書いている。

「有毒植物に分類されており、若葉をおひたしにして食べたりすると下痢・嘔吐・ジンマシンなどの軽度の中毒症状が出るという(硝酸カリやサポニン)。有毒であることは知っていたが、先般イタリアの植生学者が果実を食べたことがあるといって実を口にした。みんなで止めたが食べてしまった。調べてみると果実は毒ではないとのこと、納得である」

岡山理科大学・旧植物生態研究室(波田研)〜「植物学事典」   また、こういうのもある。 ざざむし_有毒なヨウシュヤマゴボウを上から下まで食べ尽くしてみる  ざざむし氏はこう書いている。

「毒がどうのこうの以前に、味見程度の5粒でもう結構です。ほんのり甘いが僅かな青臭い風味があり、喉越しからじわじわとエグ味を感じ後を引く。……中略……実10粒くらいは問題ないという話なので5粒くらいは平気だろうと噛み砕いて飲んでしまったが、とりあえず問題はなかった。 しかし度々比較に挙げるウナギのレクチンがO型の赤血球を特異的に凝集するように、特殊な成分は誰にでも同じ症状が出るとは限らない。人によっては少量でも酷い症状になる可能性があるから生食は避けたほうが無難だろう。逆に、ウナギを白焼きする程度で無毒化できるのと同レベルの植物レクチンなら加熱するだけで問題ないはずなのだが果たして?」

さて、当方はといえば……。 1週間ばかり前だったろうか、鳥が熟したヨウシュヤマゴボウの実をついばんでいるのを観た。「へえ、鳥は食べれるんだ」と。人は豆を生食できないが、鳥は食べるのと同じ理屈かとも思ったが、調べてはいない。人は体内にそうしたものの分解酵素や抵抗性をもたなくても、加熱という手段で無毒化をひろく行える。つくづく人間にとって火とは大きな存在だなあと思う。そんなことなどもこのヨウシュヤマゴボウ群落の行く末とともに考えてみよう。2年目からは他の種に圧倒され、小さく埋もれていくだろうことを予想しながら。
このへんで次へ。ヨウシュヤマゴボウについてはまた改めて。

P1290607

おわかりだろうか。アマランサスである。種を撒いた記憶はないが、牛が持ってきたとも思われない。鳥は食べないはずだが、何かをついばんだ拍子にここにこぼれていたのか。
斜面を登るために、ヨウシュヤマゴボウを倒した陰から出てきたのだ。本当に偶然。この後、ちょくちょくとのぞいてみたのだが、ここだけのようだ。
夏の終わりにこの伸長ぐあいだと、収穫できるほどの結実までいくかは微妙。赤穂と黄穂がまじっている。生育具合をみて間引きが必要であれば、赤穂を残すことにして要観察とする。

P1290605

タカキビは出穂。茎の直径も、高さも、例年より低いものだが、焼いているとはいえ、礫土の場所なので、むしろ上出来ともいえようか。いや、上出来というのは間違い。今年は栽培量をふやそうとして失敗している。ここにしても播いたもののうち1〜2割程度の発芽だったかと思う。発芽率がなぜに落ちているのか、2つ3つ考えられる。昨年の種子、未熟なものが多かった。牛に食われたものの再生茎からなんとか実をつけたものと、菜園畑で数本からとったものを播いている。
来年は苗からの移植もまじえて、種子を絶やさぬようなやり方をとることとする。3段構えくらいかな。実生、苗植え、古い種からの種子群と、栽培地を2ヶ所で。昨年の反省から、条件として日照を重視することを忘れずに。

P1290603-2

焼畑のトマト。種継ぎ三年目。加工食用のサンティオ。実のつきが少なく、果実も小さく、どうなんだろう。根がつきにくいのだろう。昨年(2018年)の火入れ地では藪を形成するように地を這って根をつかせがら大きくなっていったのだが、そうした状態にはほど遠い。1〜2週間前までは葉が枯れそうにやせ細っていた。
八月の終わりにしてこの茎の太さでは、よう実をつけんだろう。

P1290601

陸稲(ネリカ)。こちらも生育は遅い。がんばれよ。

P1290600

その横には茄子の黒小町。思ったよりもよくできている。

P1290598

もう一方の区画のヘミツルアズキ。

P1290595-2

アワが熟してきた。

P1290410

火入れ直後の同じアングル。

P1290593

上から。

P1290592-2

ヒエが悪条件(日陰)ながら、なんとか実をつけてきた。

P1290589

P1290588

里芋。

P1290587-2

パープルサルシファイ。

P1290584

白大豆。

P1290582

キクイモ。

出雲の山墾り_2019_sec.21

7月13日、21回目の活動セクションです。
 去年より火入れは1週間ばかり早かったはずですが、気候のめぐりあわせが悪く(高温下で梅雨入り遅く降雨少なく、梅雨入りしてからは気温が低い)、播種したものたちの生育は、遅い=よくないと感じます。 こちらは昨年2017年7月15日の陸稲。これとてずいぶん定植が遅れ、やきもきしたことを覚えていますが、こんな具合。
20180715-P128036102

そして、昨日の陸稲の様子。

P1290487

次。上の写真よりおそらく7日ばかり前に定植したものがこちら。

P1290479

 ところかわって、ケタ地のアマランサス。ほとんどダメかと思っていたのですが、他の草をよりわけ「救出」したもの。

P1290495-2

 昨年、2018年7月28日のが下の写真。あと10日でここまではとうてい無理ですが、10日遅れとして、8月7日にはここまでいきたいものです。

20180728-P128040102

陸稲苗の定植

 6月29日の土曜日、陸稲苗・ネリカの定植をした。育苗箱2つぶんである。6月5日前後に播種した同じネリカの種の様子はといえば、かなり成育が悪い。裏の畑の隅の日陰に植えた種と比べても、高さにして半分以下である。荒れ地では根が張るまではこんなものなのかもしれない……というレベルを超えているようだ。今日、定植をその成育の悪い場所の上方でやり始めたところ、あぁ、と今更ながら気づいたことがあった。
 これまで、牧場地内の焼畑も春に夏にいくつかの場所でやっており、それぞれ土質が異なっていたものだが、今回はどことも一線を画するような違いがある。通称でナラヤマと称している場所の北東傾斜部は礫が目立つ。目立つどころが礫しかないようなところさえある。火入れの前は一面、孟宗竹だったはずなのだが、同じ北東傾斜部でも上部にはかなり多様な植生が竹林下層部にあり、伐開後に続々と再生していたものだ。それに比して、下層の礫が多いところについては、再生竹と葛が出始めているのみ。火入れ前もそうだったろうか。  そう、表面部だけみれば北東傾斜部はそうなのだが、冒頭にあげたネリカの成育が悪い場所も、今回、苗を定植しようと鍬をいれてみれば、真砂になる前のような砂粒が多かったのだ。植物の成育にはきびしいだろう、これは。
 てなことを考えつつ、定植予定の場所を変更して、東部の上方へ。こちらは赤っぽい、やや粘土質の土壌だ。陸稲にはいいかもしれない。ただ、この場所は9月をまわると日照が悪くなる。  あぁ、そうそう。この場所、もともとは半分やけになりながら稗を鍬入れして条蒔きし、モチアワをダメ元でバラマキしたところでもある。
 稗はいまだ発芽せず、モチアワも同様。  ダメ元はやはりダメであったことがわかったのだが、1本も芽が出ていないというのは、こたえる(た)なあ。
 雨が降り始めたので、13時40分できりあげた。

P1290470


▲直播のネリカ(陸稲)。なんとか生きてくれ。結実したとしても粃が多くなるだろうなあと思いながら。

P1290471-2

▲高知のモロコシもがんばれ〜。

P1290474-2


▲島大で播種したモチアワは、ホンリーよりも出芽がよいようだ。こちらの斜面はもともと土の条件もよい。ここはホンリー、モチアワ、ツルアズキ、ハタササゲ、サツマイモの混植。

P1290475


▲礫の多いナラヤマ北東部斜面

山で仕事をする人

昨日は奥出雲町チェーンソー研修。ベテランコースは3人組で深い森の中へ。珍しげな鳥の鳴き声が響く木もれ陽のなか、「きこり」さんたちの話がとっても面白かった。「ひとりでやるのがいちばん安全だね、じぶんのペースでできるから」「ふたりのほうが効率はあがるけど、ゆとりがなくなるんだよ」「なんかしらんけど、あぶないとかいやな予感とか、危機察知というのは、ゆとりがないと感知できんからね」…などなど。  こうした言葉の端に、すーっと、糸のように細くはあるけれど何かがそこに流れ続けているような、そんな線を感じることができる…ような気がする。

IMGP7910

森の中のドクダミ

 庭や畑では、のび放題やりたい放題で、少々の抜き取りをものともせず拡大するもの、ドクダミ。その臭いは鼻につき、悪臭の類に入るのだろうが、そんなにひどいものでもないと私は感じる。薬草として重宝される(た)身近な植物であって、葉を乾燥させて炒り、茶として飲むことは、子供の頃には「美味しい」とさえ感じていたのだから、悪い印象はないのだ。

 かつて裏の畑はドクダミ畑かと見紛うほどのはびこり方であった。ずいぶんと縮小したとはいえ、少しでも地下茎が残っていれば、小さなほんの目立たぬ葉を地上に出し、少しずつでも再増殖をはじめる。そうしたところは手がやける厄介ものだ。茶にしようとしたこともあるが、けっこうな量の葉を集めねばならないことが、やってみてわかり、爾来、手をつけずにいる。

 今では、その白い花(構造上は花弁ではなく、本当の花は黄色く見える部分であるのだが)を摘んで飾るくらいのものにとどまっている。

 そのドクダミ。先日、奥出雲のチェーンソー研修の折、杉林の中で出会った。庭や畑では「猛威」をふるう強い存在感をもっているドクダミは、森の中では多くの「仲間」と共生する、ひとつの植物にすぎない。あぁ、この違いはなんなのだろう。

 

スペルト小麦の刈り取り

 スペルト小麦については、遅い梅雨入りとなっていることが幸いして、昨日、6月21日の午後、裏の畑ぶんを刈り取った。もう4日〜5日あればなあという色づきだった。ひと束半くらいはまだ青さが濃く残るものだったので残している。一畝ぶんだけなので微々たるもの。昨年の3分の1〜4分の1くらいではなかろうか。今年は山の畑に多く蒔き、その全部が牛に食べられてしまったので、まあ、種とりと少しがとれたくらいだろう。

 来年どうなるかは見えないところ大。まずは昨年の籾をねずみに食べられる前に脱ぷすることだ。
 あれこれ、考えるに、、、、とここから脱線する。

 いや目の前だけのことをやるのに精一杯であることの劣勢ぐあいが、ほんとに手におえなくなっているようで、やらないことをどんどんつくっていかねばと、こうして「やること」をあげるたびに思うのだった。
 そうすると、あぁ、夏焼だなと思う。
 とはいえ、まったく「焼かない」わけでもない。
 火入れという次元のものでなく、小さく、いくつかの区画を「燃やす」予定に切り替える。
 ざっと3〜4箇所あるし、そのうち2つくらいは、柵をつくれば、蕪の種をわずかばかりならまけそうである。つまり、「ひとりでもできる」範囲である。
 閑話休題
 さてスペルト小麦に戻る。
 えー、去年種まきしたのはいつだったかと。ブログの履歴をたどってみると、、、。

 2017年…10月26日

 山畑にスペルト小麦の種を蒔く

 2018年…10月25日頃

 カブと小麦

 ほぼ同時期なのだね。確か昨年はもっと早めようと予定しつつ、結果同じ時期になったのだった。
 今年の秋はもう1週間早めて10月18〜20日ごろとしよう。山の畑については10月15日でいいだろう。 

6月12日のイネとムギ

遠州、信州への旅から帰り、苗が生きていたことにほっとした昨日の晩。来週はこの苗を植えに山の畑へ。といきたいものの、これをどこにという問題もさることながら、いつものことで、やることが山盛りとなって立ちふさがります。ふみわけかきわけ少しは歯をくいしばり、微笑みながら前に進みたいものです。
ポット苗はネリカ。今年はじめての試み。火入れの3日後(6月5日)であったか直まきでまいてもいます。写真にある苗はその日からさかのぼること10日は前に、この箱に播種したものだと思います。長粒種なので、精米機での籾摺りがうまくいくかはやってみないとわかりません。
ポットの苗をはさむようにしてあるのは、イセヒカリ。熱帯ジャポニカの血をひくものと認識しているが、今年は休むつもりだったのを、藁がほしいなという動機で少しだけつくることに。

P1290570

今週はハダカムギ脱穀を晴れた日にと予定していたのだが、明日になるのかな。  スペルト小麦はようやく色づいてきた。2周間後くらいなのかな。雨とうまくタイミングがずれるとよいのだが。

P1290566

◆追記(2019/11/17)
ネリカの苗箱は5月25日頃の籾まきということになります。これ遅すぎました。11月に至ってほぼ無収穫という結果。イセヒカリならば5月下旬でもよかったのですが。
来年再チャレンジするのであれば、4月15日には籾まきかと。一箱ぶんくらいは種籾がとれないだろうかと思います。イセヒカリについても来年は4月中旬の籾まきとしたい。緑化期(苗を光に慣らす時期)の適温は昼間20〜25℃、夜間15〜20℃というから、5月上旬ほどが適期ではあるのですが。

火入れの翌日に

 竹株が水を地下から吸い上げている(であろう)ものですが、こうした株の周囲に炭化物が多いと糸状菌なのか放線菌なのかが大量に発生することが春焼きではよく起こります。 可能であれば、採取して、どんな菌なのかを知りたい。

P1290425-3

P1290424

P1290420

春焼き備忘録

6月2日(日)、春焼きの火入れ終了。

播種も報告も遅延しとるので、思いつくまま、まずは残しておく。

…順次加筆予定につき、草稿として……

まずはレポート速報版より概要を。

1.実施日時…令和元年6月2日(日) 8:00〜20:00

2.実施場所…仁多郡奥出雲町佐白地内(ダムの見える牧場林地)

3.参加者数…火入れ従事者18名/見学者4名 ※総22名

  ※参加者住所地(松江市雲南市、奥出雲町、出雲市広島県京都府

4. 概  要

 11時30分着火、15時30分延焼終了、16時30分鎮火。

 天候:曇時々晴、最高気温28℃、湿度不明、風0〜1m(着火時)。

火入れ面積約18アール。2区画分の予定を変更して1区画(A区画)のみで実施。飛び火はなし。

 区画内の刈って伏込した草木含めてほぼ全焼。

次にまず当日の時間経過を。

7:40  先発着・準備開始

8:00  一般参加受付開始

9:30  学生団体到着

10:00 全体ミーティング後、配置確認、エンジンポンプ・ホース・ノズル配置と放水テスト

11:15 火入れ式(風0m…火入れ局地/気温28℃/晴れ/湿度不明)

11:30 西南斜面上部より着火(人員配置:点火部3、上部4、ポンプ2×2、シューター5 等)。開始30分までは火勢弱く、材の移動・火掻き棒での浮かしなどへ人員を投入。

12:10 延焼はじまる。

12:40 西南斜面側の延焼が竹積み部最下部へ到達。防火人員配置をシフト、東南斜面側上部より着火。

13:15 東南斜面側防火帯域を火入れ地内側へ移動。主にササ類茎部堆積の層を重ねて迎え火のラインを形成し上部から順次着火。内部の延焼が外側に広がる速度が早いため。

14:30 東南斜面側の延焼が最下部へ到達

15:00 東南斜面側最下部の火勢が強く、防火帯草地への延焼がはじまったため、エンジンポンプによる防火、消火の放水を実施。

15:40 主要部の火勢が落ち着く。北西部裾地の竹へ着火開始。防火ホースの破損など状況事態をみて、材の約半分を移動し、火勢を弱めた状態での燃焼に切替え。

16:15 火勢弱まったため、順次撤収準備。

16:30 鎮火。撤収開始。

17:15 終了ミーティング、全体解散。

18:00 現場見回り開始。斜面残置の炭火丸太の移動。南西部防火帯へのエンジンポンプによる防火放水。その他火切り線づくり、掻き出しや落葉堆積箇所の崩しと放水など。

20:00 火入責任者現場最終確認、退去

P1290382