3月18日(土)。曇り時々晴れ。7℃〜12℃。人員1名。
内容:焼畑地検討のための踏査。小屋候補地にて古竹伐倒5本程度。北の角にて古竹伐倒と整理12本程度。
味噌と納豆を仕込む
3月13日(月)。曇り時々晴れ。カフェ・オリゼで味噌を仕込んだ日。
黒大豆の味噌づくりは、オリゼにとってははじめてです。頓原にある森の圃ここぺりでとれた赤名黒姫丸(固定種)ですが、お味噌にするにはもったいないほど粒がきれいでしっかりした大豆です。豆は基本的に無肥料栽培しやすいのですが、肥料使ってもここまでのものをつくるには農薬による管理もしないと難しいのだろうなあ、などと思いながら眺めている……暇はありませんでした。
シートをひろげ、何度も拭き、アルコール殺菌し、などなど。とはいえ、つくるのは妻の仕事になっておりまして、自然栽培米の白大豆を使って仕込む”味噌仲間”ひとりと一緒に仕込み作業に入る間は、事務作業のほうにかかっていたのですが。
あわせて17kgほどを仕込んだ味噌。樽明けは1年後となります。
そして今年こそは焼畑地の山畑で大豆をつくり、「焼畑味噌」をつくるのです。
ともに大豆をつくり、味噌をつくる仲間を募集中!
こちらからお問合せください。
奥出雲山村塾(焼畑倶楽部)
また、竹の葉で納豆をつくる試験にも挑戦。結果はまたのちほど。
春がきた♪野山の手入れ@奥出雲Iwachiの谷〜sec.1
3月11日(土)/快晴/8℃〜10℃/風速1〜2m。作業日和でした。動いているとうっすら汗をかくくらいなのでちょうどよい気温ともいえます。
島根大里山管理研究会から1名、山村塾から1名、計2名での活動でした。
・土壌の確認……昨年の春焼地・北の角を鍬で軽く掘ってみました。竹の根はいまだガチガチに張っています。が、少し緩んできたような気もします。分解が進んだのでしょうか。
・北の角の北東部分は焼いた後に何も植えず、草も刈っていません。そのためためか再生竹の繁茂が目立ちます。夏秋にはさほど目立たなかったのですが、他の草が枯れている間に、早春の日差しを浴びて着々と力をつけていってる感がしました。春にはここ(下の写真には写っていない右側)に竹を運び込んで燃やす方向で計画中です。
・その再生竹をバリバリと食していたのは黒の乳牛くん。もっと食べてくれよ〜と思うのですが、なにがしかの好みがあるようですべてを食べるわけではないのが不思議なところです。
・活動は10時〜16時まででしたが、うち12時〜14時を打合せと昼食にあてていますので、実質4時間弱といったところ。春焼きの準備ですが、15人くらいでかかれば2日で終わるのではと楽観視しています。もちろん、その前に数回段取りを整えておかねばなりませんが。
・まとまりのないレポートです。また加筆修正することとし、今日はここまで。
おつかさまでした。
住まいの床下は土であるべきと私は考える
森と畑と牛と=MHU.が手がける奥出雲の小さな風の谷のプラン(自然地形としての谷にとって大事なのは水と風が淀まず流れ続けることです)。そこにはどんな建物がどこに配置されていくべきなのか。…てなことを皮切りに、忘却の箱にいれたままだった建築のことを少しずつ思い出しています。
下山眞司さんのブログを読みながら、こんな記事を発見。
《一般に、床下は湿気ると言われている。
たとえば、「住宅金融支援機構(以前の「住宅金融公庫」)」の「木造住宅工事仕様書」には、「床下は、地面からの湿気の蒸発等により湿気がたまりやすい・・・」と解説があり、「ベタ基礎」以外の場合は「防湿用のコンクリートの打設」または「防湿フィルムの敷詰め」とすることを求めている。 この解説にある「床下の湿気理論」について、かねてから私は疑問を抱いている。》
かねてから、古民家にこの仕様を施す例を散見するにつれ、疑問がぬぐえなかったのですね。構造的補強の仕方もですが、ここで問題視されている湿気・通気に与える影響についてからも。だって、土は呼吸しているんですから。
引き続き引用(というには長いのですが)。
《では、普通の土地で、床下をコンクリートを打設したりフィルムを敷き詰めると、どのような事態が起きるだろうか。
床下の地面は、陽が当らないから、その温度は屋外の地面よりは低い。コンクリートやフィルムの表面温度も、地面の温度と同じになっているはず。そこへ、床下の地表温度よりも暖かい湿気た空気が入り込むと、どうなるか。コンクリートやフィルムの表面に結露するのである。夏の朝、雨も降らなかったのに、舗装道路が濡れているのも同じ現象。
そうならないようにと「断熱材(保温材)」をコンクリートやフィルムの下に敷きこめばよい、と考える人がいる。そういう「仕様」もある。しかしそれは、「断熱材」の「断熱」の語に惑わされている証拠。どんなに厚く「断熱材(保温材)」を敷こうが、地温になるまでの時間がかかるだけに過ぎない、だから、コンクリートやフィルムの表面は地温に等しい、ということを忘れている。》
なぜ「忘れる」のでしょう。理由はともかく、確かに忘れるのです。
《(前略)同じ理由で、私は「ベタ基礎」は使わない。地耐力が小さくても、別の手立てを考え、床下地面を確保する。》
「古民家だから冬はすきま風が入って寒いです。密閉対策をしてほしいな」などと言われる我が家(一部店舗)ですが、隙間だらけでよかったね〜と思います。
住まいの床下は土であるべきと私は考えますし、アリジコクとともにある住まいがいいなあと思います。
森と畑と牛と 4月に開くふたつのイベント
今日はお昼から森と畑と牛との幹事会。奥出雲地方は時折り小雪が舞う風の強い日。ダムの見える牧場事務所で事業の進捗と4月のイベントについてなどを話し合いました。
4月のイベントとは、筍掘り自然体験と焼畑シューの試作販売。後者の焼畑シュー販売は、今回はクリームに注力して生地に入れる雑穀はなしでいきます。その代わりといってはなんですが、焼畑産の仙人穀と糯粟で何かつくって試食してもらうことにしました。いくつか案はあるものの、何をつくって供するかは、カフェ・オリゼさんほかにご助言いただきながら進めていきまする。
日にちは4月29日(土)10時〜17時、奥出雲町の絲原記念館前の駐車場です。町内の新しい取組をはじめている団体・自営業7者を中心に出店するなかのひとつです。森と畑と牛含め(ありたいですし目指しますが)、独創性の高いちょっとおもしろいイベントになりそうです。親子で楽しめる体験をどの出店者も意をこらし考えをめぐらせて提供しますので、ぜひぜひ脚をはこんでみてくださいまし。
詳しいご案内はまた改めて!
そしてもうひとつの筍掘り自然体験についてーー。
森と畑と牛とのfieldでは、今年も竹林を皆伐施業したところがありまして、筍の大量発生がほぼ約束されています。あわせて伐採した竹が作業道に積まれたままです。さあ、どう料理してくれましょうか。アイデアだけは積んだままなので、落とし込みながら、またこれも近々にご案内します。お楽しみに〜♪
スリランカの"コンポストツリー"
国立アグリパークの中にあったコンポストです。が、展示用ではなくよって説明もなにもありません。これそのものをコンポストツリーと呼ぶ人と、おそらくここで使われている木の種類をコンポストツリーと称している人がいて、おそらくどちらも正しいのかもしらん。
この写真のものでいえば、主に家庭ごみをためていくもので、土をサンドイッチしていく。
堆肥化が進み、嵩も高くなってくると、野菜等の種をそのまま植え込んでしまうのだという。
森林の教授に観ていただいたところ「これはいい」と。ひとつには「見える」こと。もうひとつには好気性発酵がすすみやすいこと。ほかにもあって、おそらく乾燥した気候には適合しているのだと思われる。
日本の夏でどうか。試してみようではないか。
報告★春がきた♪野山の手入れ@奥出雲岩地の谷〜sec.1
竹の焼き畑2017準備編としての活動、その記録です。今回を第1回=sec.1として続けていきます。
3月5日(日)、参加者は1名、12:00〜16:00の4時間です。
天候は曇り、気温は14℃〜16℃、風はほとんどありませんでした。
作業内容は以下の3つ。
・春の作付けを地面の状態などみながら検討してみるの時間
・積み上げてある竹の始末をどうしましょう
・ちょっくら竹を伐ってみて作業時間の目安づくり
……といったところ。(のちほど加筆しつつ、プランをどこかにアップします)
※確か25本ほど切ったと思う。枯れた竹を片付けたり、引っかかった竹を引きずり出したりというのが、場所もせまく、手間がかかります。本数でいえば、あと150本は切らないといかんと思われる。
さて、来週もやります。3月11日(土)の予定。
参加者募集中♪
春のタケノコ掘り放題券&パーティー参加券がもれなくついてきます。いかがでしょう。
お申し込み・お問合せはは山村塾のサイトにあるフォームからどうぞ。件名を「春がきたよと竹をきる日」としてお名前・メールアドレスを入れて送信ください。
お待ちしてます。
モチアワの精白作業〜詳細写真
3月1日(水)、曇時々晴。13時〜16時までみっちり脱穀精白作業に取り組みました。
脱穀は洗濯板で擦って落とす方法を採用しています。素手だと量をこなすにはきつい。軍手の着用も考えましたが、繊維がまじるとあとが面倒だなと思い躊躇してしまいます。
選別は篩で粒単位にした後、手箕で3〜5回ふるい、唐箕にかけます。
そこまででこの状態(写真1)
量としては1.7リットルくらい。1キロ弱でしょうか。
これだけの量の脱穀作業時間ですが、およそ2〜3時間かなあ(アバウト推量)。
ミキサーに3回にわけてかけ精白(脱ぷ)します。機械とは違い、むいた皮などと一緒なので、再び唐箕にかけて分別します。(写真2)
するとこうなる。(写真3) 七分づき的状態です。
これ以上精白度をあげていくと、くだけるものが多くなっていまします。
唐箕の2番口から出てきているものをみるとこのように少ない。
精米機に雑穀スクリーンをつけてやったときには、もっとたくさん粉と破片が出てしまったものですが、そこまでやれば、こういう剥け方にはなります。
さて、この日はタカキビも初脱穀。
もともと収獲量が少なかったものですが、ぜんぶあわせても1.5リットルくらいじゃないかな。
半分強を試食に供し、残りを種として今年また蒔きます。
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ひとりで黙々とやっているように見えるかもしれませんし、いや、実際そうなのですが、元来もう少し人が多くてもよいのですし、そうあるべきであるのです。
はい。奥出雲山村塾、焼畑倶楽部の会員を募集中です。
国内の焼畑地への研修、海外(東南アジア&スリランカ)もあります。なんとなく興味があるという程度からでOKですよ、お問い合わせください。
アワの精白はミキサーで
2月28日(火)。雲ひとつない快晴となり、気温は9℃まであがったようだ。風もおだやかで風速1〜2mほど。日の出は6時40分、日の入は18時といったところで、ずいぶんと日が長くなったものだ。
そんな日和、久しぶりに脱穀作業に三所へ。2時間弱ではあったが、モチアワをそうだなあ、500〜700gほどはやったろうか。いまだに試し試しというところはあるが、ちゃっちゃと手際はよくなってきたように思う。
そして、現段階での結論として、アワの精白はミキサーがよいということに、決めてしまった。感覚・フィーリングで。あきらかに、精米機よりはよい。粒がつぶれてないのだ。精米機だと、糠というか剥けた殻といっしょに潰れた子実?の白い粉がまじった色だが、ミキサーだとほぼ茶色にとどまっており、ひいたものをひろげてみても、子実が割れたようなものは見つからなかった。
剥けてないものもあり、およそ7分づきといったところか。
ミキサーで精白するコツがつかめてきたので、記しておく。
1. 古い型がいい。パワーがないほうが。歯も摩耗しているほうがよさそうだ。使用しているはそう。
2. 1のタイプなら入れる量は半分程度か。モーター音がやや鈍くなり、中でゆっくりまわる感じが偉えるのがいい。
3. 白くなった子実が目立ちはじめて、もうちょいのところでストップ。
4. 量が少ないときや、ひき直しをするときには、唐箕で飛ばした糠・殻はとっておき、それを混ぜてミキサーにかける。
5. 精米機だと状態がわかりにくいが、ミキサーだとよく見えるので、モーターをとめるタイミングがつかみやすい。よく見ること。これに尽きる。