聞書細片〜お弁当もって美容院へ 投稿日: 2020年12月25日2022年1月2日by omojiro 聞いたそのとき、いきいきとした像を結んだ話を、記しておく。断片はしだいに朽ちていく。1年以上まえの聞きかじりもある。 ◉お弁当をもって美容院へ 木次のまちにある美容院へ、お弁当をもって一日がかりで行った記憶。いまでは車で15分ほどの距離だろうか。その記憶を語る人は、いま90歳をこえている。 よその町にすみ、ときおり訪ねてくる、木次のまち。その人のなかでは生き生きとまぶしいものとしてあるのではないか。よみがえるのではない、いまもあって、その人が語るたびに、現像されるものをおもう。 ◉ 関連記事: アワの精白はミキサーで 一月八日になってしまった 2017年蕎麦の収穫 雪道