セイタカアワダチソウとソバの花

9月24日のソバなのだが、写したかったのは黒い炭の部分。2度くらいはソバを追い蒔きした。カブも2度は蒔いている。やけくそまじりにホウレンソウやニンジンの種をばらまいたりもした。
しかし、一向に芽が出ない。なんでだろう。
今度、ビートかなにかを土中に入れてみようと思う。


昨年のセイタカアワダチソウの写真をみると、10月中旬に花を咲かせている。
今年は心してみていこう。
下の写真についていえば、ここ、こんなに繁茂していましたっけ?
人の手が再三入っているところで、おもしろい。
向かって右手奥には民家があったところだ。建設残土が埋められているのだが、この谷間には山の水が流れ込んでいたはずのところだ。3面水路が見事なまでにその水の流れをとめているので、湿地化していた。が、その上に更に土を盛る工事がされたのかな。そしてセイタカアワダチソウと。

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参照:2016年10月22日ススキとセイタカアワダチソウの棲み分け?

竹の焼畑2017-sec.30

9月21日(木)晴れ。最高気温26℃(朝方の最低気温は12℃,朝露多し)

火入れ後最初の活動報告です。

○参加者:島大から3名、教員1名、地元1名(午後〜)の計5名。

○時間:10時~16時

○内容

・次年度火入れ予定地の竹林伐採作業

・春焼地草刈り、雑穀生育確認と一部収穫

・夏焼の蕎麦、カブの生育確認

色づいたホンリーも徐々に立ち枯れがはじまっています。収穫の準備すなわち、干す場所を探すかつくるかせねばなりません。ホンリーに関してはつくります。

アワ、アマランサスなどをどうするか、、、ですね。同じようにつくるか。

台風と先日の豪雨で倒伏したタカキビが5本程度あり。

食害にあっていないヒエ(ごく一部ですが)を収穫しました。

秋、野生のあずきを探しに、6000年前の記憶を探しに

焼畑で2年目となるヘミツルアズキの収穫が進んでおります。焼畑地でのそれは島根大学里山管理研究会におまかせ。私めは、自宅の庭と裏の畑でいたずらまじりにまいておりましたが、ぼちぼちととれています。
今日あらためて、焼畑地(2年目)のものと菜園畑地のものとをくらべてみました。焼畑地の方が鞘も実も大きいですね。

左が庭と畑のもの、右が焼畑(山畑)のもの。
なぜこんなにもちがうのか。興味深いところです。

いろいろと考え、古い資料をひっくり返したりしてみました。そう。もともとアズキはとてもおもしろい豆ですし、日本で研究・調査する価値の高い生物資源でもある。
素人の疑問として、栽培アズキが日本起源であるという説はDNA解析の進展とともに有力さをましているようですが、他の多くの作物、イネ・ムギ・アワ・キビ・が中国大陸からもたらされたものであるのに対し、なぜアズキは日本から大陸(東アジア)へ伝播していったのか。
日本思想の特質とも重なるようで、これ、大変刺激的なヒントをはらんでいると思うのですが、いかがでしょうか。
●ツルアズキを植えてみるその準備メモに追加する参照資料として、《山口裕文「照葉樹林文化が育んだ雑豆”あずき”と祖先種」2003,〜『雑穀の自然史』北海道大学図書刊行会所収》をあげつつ。
日本でもっとも古いアズキ出土は滋賀県の粟津湖底遺跡(6000年前)ですが、他をみても軒並み日本海側、山陰〜北陸に分布しているのはこれまた興味深いことです。鳥取県の桂見遺跡では、4000年〜5000年前の炭化したアズキが出ています。桂見遺跡といえば、6mをこえる長さの丸木舟2槽が出たことで知られますが、人とともに種や豆が海を越えて行き来したことを夢想せずにはいられませんね。
さて、これから10月にかけて、野のあずきを探しにでかけてみませんか。5000万年の記憶を探しに、秋の野に。

未来の思い出とは〜『あなたの人生の物語』(本の話#0008)

年内刊行予定の『本とスパイス』。出せるかどうかはともかく。出す意思と日々の営みをもって進んでいることは確かです。そのひとつが、夜のカフェオリゼで今回8回目となるこのトークライブ。

今回はテッド・チャンの『あなたの人生の物語』をとりあげます。

あなたがカフェを出たのは、夜の9時半をまわっていたのだけど、これまで味わったことのない知的な充実感で、心がいっぱいになっていたことでしょう。

SFってマニア向けで面白くないかもとか、時間の話なんて難しそうだとか、そんな不安にまどわされることなく、直感的に参加を決めたあなたの判断は大正解だったわけ。それでも、この日知った物理学の原理が、避けられないあなたの運命を変える力になろうとは、思いもしないでしょうね。

………こういう書かれ方を下手に真似るしかないような、複雑でありながら美しい織物のような作品です。

どう扱ったものか。

あと2週間。精出してとりくみましょ。

参加申込などはこちらから。

◉未来の思い出とは〜『あなたの人生の物語』(本の話#0008)

台風到来前の焼畑にて

 平成29年の9月15日。台風の暴風域圏内に奥出雲が入る模様。ここ数年間はなかったことで、焼畑をはじめてからは初。刈るにはまだ早い時期のものが大半だが、刈れるものだけでもと少々作業した。
 食害にあったモチアワとヒエは登熟こそしたものの、脱粒がひどく、1割以下、いや、あっさり放棄したほうがよいと判断した。数本を刈り取り。


タカキビはまだ早い。迷うところ。うれしかったのは、タカキビの後ろにこぼれたヒエとホンリー1株が実をおおきくつけていること。

 今年の夏焼きで蒔いた小そばが花をつけている。実はない。倒伏はするだろうけれど、天にまかせるよりほかない。

 2つの地点のアマランサスのうち、日照が劣るほうは熟し方が足りず、こちらはなりゆきとしよう。台風通過後の早朝、倒れたものを救い出す予定で。
 
 小そばが発芽しなかった地に蒔いたカブの発芽はその後もよくない。出ているところはコオロギの類にかなり食されている。発芽しているところは斜面下部だが、中部と上部については発芽は認められなかった。小さじ5杯ぶんの種を追い蒔きした。
 風はふわりともしないおだやかな日。嵐の前の静けさというものなのだろうか。明日、またきてみよう。

じゃんがら念仏踊りの記憶

 いわきのじゃんがら念仏踊りのことを、思い出して、動画をあたってみるものの、、、ない。あるにはあるのだが、記憶とは異なるのものだ。

 たとえば、これは比較的近いものであるのだが、それでも違和感をおぼえるほどには遠い。

 いわき市遠野町深山田じゃんがら

 なにかが変わったように思う。こんなに腰高かったけ? 膝が折れて地面をはうような姿勢だったはずなんだけど。青年男女の動画が多いからなのか。他の動画の中にはずいぶんパフォーマティブなものも多く、こりゃそう簡単に観ることもできんのだなと思った。

 さて、本題。

 じゃんがら念仏踊りにおいて、太鼓を叩く手の動きと、撥をもった手をくるくるとまわす所作は、技術的な連関をもっている。撥をもつその握りの遊びと運動(軌跡・リズム)でもって、太鼓を叩くことで生じる響きやリズムが、この踊りの要なのである(但不確かな記憶)。

 想起ついでにもうひとつ。

 撥が空をくるくると舞うその時、太鼓の音は片手が刻むかすかなものとなり、太鼓に伴奏していた鉦のリズムが時空を満たす。その中に再び、空を舞っていた撥が太鼓に到達するだが、体感的・身体的には、その繰り返しは上昇感なのである。シャーマニスティックなそれと言ってもいいのだが、むしろ弁証法的? ……とここまでいうと世迷い言だなあ。

竹の焼畑2017ー夏焼9月火入れ

9月13日(水)。おかげさまで今夏2回目の火入れを終了いたしました。
次回活動日は9月21日。ボランティア参加歓迎。
竹の焼畑2017夏
ーー記録(速報)ーー
9月13日(水)
ダムの見える牧場林地(通称中山の裾、仁多郡奥出雲町佐白)
気温26℃、晴れ、北西からの微風。
14時15分着火、1530分延焼終了、15時45分鎮火、16時40分消火確認。
16時45分播種(2016年6月佐白採種温海カブ/15mg)。
焼面積約0.2a
従事者:7名

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◉小考1
これまででもっとも小面積の火入れです。燃材は3年前に伐った竹。前日までの雨天で地表はまだ湿っている状態でしたが、乾ききった竹が過半をしめていました。着火から延焼開始まで30分ほどかかりましたが、その後は順調に推移しました。
→3年経過すると枝部分は腐朽が進んでいますが、モウソウチクのような肉厚のあるものの本幹だと燃材として有効でことがわかります。
竹の焼畑の進め方のバージョンアップにつなげていきましょう。伐って半年からはじめ、3年まで火を入れるのであれば、竹を柵や蔓の支柱&横わたしに利用するなどを、うまくサイクルに組み込めそうです。
◉小考2
草を燃やすことも試みまして3点。
1. 雨の後なのでさすがに燃えない(延焼までしない)。
2. 山ですから蔓性のものも多く、刈りきるのが難。今回準備も含めて実感したのは、山の草焼きは笹や茅のような単一植生を優先させている場所でないと「刈る→伏せる(乾燥)→火入れ」までうまくまわらないのだと。
3. 牛の嗜好が高い草をうまくおりまぜて経過を観察してみよう。カブは大好きになってしまったようなので、柵を頑丈につくらねばならんのですけれど。

バター作りワークショップのお知らせ

 9月24日の日曜日はバター作りのワークショップです。

 内容と申込はfacebookのこちらのイベントページから。

◉バター作りワークショップ by 森と牛と畑とーダムの見える牧場

 フレッシュバターを生クリームからつくるというのは、食育というキーワードを加えると多発しています。なにせ方法は簡単。生クリームを容器にいれてふるだけ。

 それじゃあつまんないなあと、思ってしまうのは私だけではないはず、、と思う。生クリームと牛乳とのつながりが実感しにくいのです。生クリームってどうやってつくるの?ってことが加わるし。牛乳だって工場で殺菌やパック詰めの工程をへているとはいえ、搾ったミルクとのつながりが感覚にでもって得られる。生クリームではそれが弱いかほぼない、と私には思えるのです。

 そして、牛乳から手作りで、バターがつくれないわけではないのです。かかる時間が生クリームでは10分〜15分かかるのが、20分〜30分にふえるというくらいのことで。

 また、ガイドページにも書いたのだけど。これは野菜を中心としたマーケットで開催されるワークショップです。

「バターは工場でつくられるもの。いまの当たり前も、ここ数百年の常識。50年後に野菜は工場だけでつくられるものになり「野菜って土で栽培できるの?」という時代がきてもおかしくはありません」

 スリランカで水牛のヨーグルトが素焼きの鉢に入れられて売られていたのを思い出します。日本の牛乳は大半が乳業会社の製品であり、個人経営酪農家の牛乳はきわめて稀だ。製造プラント建設だけで最低1億円はかかるときく。そら個人じゃ無理だ。

 そういう世界から少し離れて、牛やミルクを見てみるためのWS。そのためには牛乳からせっせとバターをつくる経験がよい。と、私は思う。

 

 

焼畑はつくられた世界の中にはない

「焼畑ってどういうことなんですか? 灰が肥料になるの? 毎年焼くの?」

1日のうちに10回ほども、そんな問いを受けただろうか。

いつもならやや飽きてくるのが、今日はそうはならなかった。客層が下の写真にみる会場から少しは伺いしれるのだが、変態的ともいえるほどに、おもしろかったのだ。別な言葉でいえば個性的。トラックに積んで帰ろうかという間際にアマランサスをみて(え、あれは何? 待って〜と)追っかけてきた親子はわかりやすい例だが、みなそんな異質性を心地よく発揮していらしたように思える。

とはいえ、焼畑とは何かという答えの厄介さを感じた人はさすがにいないだろう。それはひとえに私の修行の至らなさでしかないのだが。このもどかしさを如何ともしがたいので、断片を箇条書きしてみよう。

1. 焼畑とは何かという問は、自ずとある完成された世界を前提にしている。時と状況がそのものの意味すらも変えてしまうというふうには「もの」や「こと」を捉えない。すなわち、問は知っている者や体系から知らない者へとおりてくる知識によって答えられる。

焼畑のそうした関係性とは異なる世界にあって意味と価値をつくっているので、問いがあったとしても答えという形で応答することは「正しく」ない。

「違う」のが通常であり、経験とは単一の知識をさすのではなく、固有性をさすものである。

これがわかりはじめると、民俗や自然を知る古老がしばしば、こちらが問うたこととはまったく筋の違言葉を発する瞬間ときに、心踊るようになる。

2. 作物を栽培する、育てるということは、収穫のためになされるものであると我々は考える。つまり時間の経過の後のことが目的となる。よい栽培方法があって、よい収穫がある。原因があって結果がある。目的があって手段がある。

……そうした対とは異なるあり方や考え方、世界観が焼畑の中には宿っている。

種のまき方、種のとり方ひとつひとつをとっても、そうだ。

通説的説明では、焼畑の栽培が場所を移動する=Shiftingするのは、地力の衰えによる(あるいは除草の手間が増大するため)のだとされる。が、本当にそうなのだろうか。

こう考えみよう。私が火を入れた後に種をまくことは「結果」ではないのか、成果ではないのか、と。そしてそこから、因果ではない種と私と自然と世界の関係性が開けてくる。

つくられた世界ではない。脳化=硬化した世界とは異なる身体性がその基層といえるものにはあろう。

3. 我々が知る日本の焼畑像は、さかのぼっても江戸中期以降のものであると仮説づけて考えたほうがよい。少なくともそうすることで焼畑の可能性が大きく開けてくる。空間的にも時間的にも。

竹の焼畑2017-sec.29

9月8日(金)快晴。最高気温27℃。 活動報告です。
○参加者:島大から2名、教員1名(午後〜)、地元1名の計4名。
○時間:10時~16時
○内容
10:00~10:20…作業内容協議、確認。
10:30~12:15…火入れ地草刈り整備
12:20~13:10…昼食・休憩
13:15~14:40…火入れ地草刈り整備、8月夏焼地と中山雑穀地観察&ニンジン播種
14:50~15:50…春焼地のさつまいも救出(草刈)/ホンリー間引き/アワ、ヒエ栽培地観察


▲この草を刈り。見えないですが、草の下に竹がうまってます。 ○課題 年度当初からではあるが、活動参加者の見込が計画より相当に少なく、半分以下ではなかろうか。規模をおさえた計画とあわせて、技能向上を次年度からははかりたい。夏焼は9月に雑草灌木等を燃やすことにして、他地域への研修旅行を企画するのがよかろう。

◉栽培地状況 ○蕎麦は花をつけています。
○カブ、3日ほど続いた降雨で発芽です。一安心。

○中山袖地のアマランサスはまずまずの出来(2年畑)
○中山そば地跡はここにきて牛に食われてしまいました。アマランサスが多少収穫できる程度か。 ・アマランサスは葉を食べます。茎は細ければ食べる。いちばんよく食べるのは大豆。花をつける前にほぼ全滅。モチアワも実は食べないのですが、茎と葉を食べるので踏み倒すなどされており、熟す前に倒伏。もともと発芽・生育ともによくなかったのですが、ここへきてほぼ全滅の様相です。

○春焼地のホンリーが色づいてきました。美しい。

●そして本日のブラウンスイス。涼しくなって食欲も増進中!?