令和3年2月12日快晴
狙いのひとつは春の火入れ準備。防火帯形成のひとつである。燃やすことで防火帯を形成しておくことは理にかなっている。先日公開講座で例を知ったネパールのとある地方の焼畑では、火入れ前日の夜に「焼いて」防火帯をつくるという。燃えるものが燃えてしまえば、もう燃えることはないのだ。焼畑がすぐれて状況管理時間管理の技術であることを、その意味をよくよく反芻しておこう。
動き続けて燃焼6時間強
今回、火のコントロールはやや難しかった。着火から延焼開始(臨界点突破)までは30分ほど。このときほぼ無風。条件が悪く天候悪化もあって中断した前回は1時間半以上かかっているから上出来だろう。
着火が10時半くらいだったろうか。延焼開始まではスムーズだったが、雪に埋もれた竹や積み崩し途中の竹を掘り出しては積み増しながら燃やし続けた。火勢が足りないことが予想され、着火点から1mほどいったところに背の高さくらいは積んでいた。なぜ着火点から積んでいないのかといえば、危なくなったら崩す必要があるからだ。そして、ちょうど1mほど進んだところで、危なさを感じ、少々崩した。途端に勢いは削がれた。積み高1m50cmをひとつの目安だろう。
タンクの水が抜けていたものの


