蕾を楽しむ櫻祭

 昨年の今頃は下の写真ほどには咲いていた櫻は、今年は蕾のままである。祭りという天地自然との絆が根底にあるべきものも、いまの世は、人の都合が優先されるがため、櫻の未ださかない櫻祭りが今日と明日、住まいしている木次で開かれている。
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 あぁ、しかし、春らしい日和だ。
 櫻の咲いてない櫻祭は蕾を観て楽しむ。そう、あの蕾の中には山のほうから降りてきた「サ」が、遠い昔から私たちがそう呼んできたものたちが、いまかいまかと大地に飛び散りいでるのを待っている。目には見えねど、たしかにそこにあるものの存在を祝う日。
 そうこう書いている間に、電話が何本かかかってきて、カフェの手伝いに加わるのである。つつきはまた今晩。

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