3月25日の山

メモである。

ナラ山と呼んでいる場所で、1時間半ほど竹を切った。裾部に昨春から出たものであろう一年生あるいは二年生の若い竹が多かった。中でも密集して既存の落葉樹にかかっているものがある区画が目についたので、いまのうちに整えておいたほうがよいと、思い立ったのである。また竹紙のために漬けた樽を整理するためでもあった。ふた桶ぶんのそれは、発酵分解が途中でとまり、まったくといっていいほど繊維が取り出せないことがわかっていた。気温があがると虫がわいたりする可能性もある(糖分系のものは分解され尽くしているだろうとはいえ)。冬のうちにと思っていながら、春本番の時期まで来てしまったので、「待ったなし」状態でもあったのだ。

いざ切ってみると、なかなか厄介である。掛かりやすいのだ。コナラの大木にも、芽吹きが目につきはじめているので、新緑の時期にまで至ると、まず危なすぎて無理であろうし、樹への負荷も大きいと思われる。

そうしたところの竹や、すでに掛かっている木など、今の時期に整えておくべく、手をつけていくべし。

同じ場所にあって、数年見てきているウワミズザクラは変わりなかった。新芽がのびてきている。ミツマタはまだ花をつけていた。樹蔭にあって陽が射しそうにもないところで毎年咲かせている。鮮やかな黄の花は、陰の中にあって妖しげでもある。

ツクシが目立った。ふえていると思う。

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