出雲の山墾り〜2023sec.18

9月10日、晴れ

夏焼きの火入れが8月20日。播種が22日。最後の追い播きが9月10日となった。最後というのは、当初予定していたものという意味。

発芽がこれまででもっとも悪い。考えられることはおいおい改めて。

9月10日は、突棒をさし、土壌の状態を確かめながら、炭の量を調整したり土をかけて踏圧をかけたり……。わずかではあるが、そんな場所を斜面につくりながら撒いた。

この日、目についたのは葛である。ずいぶんとツルをのばしていた。焼いたところは少なく、小さく、細いものだが、たどっていくと、太い根とつながっている。時期をこえればみるみるのばしていくだろう。そしてなかなか消えることはなだろう。5年あるいは10年もつのではないか。蓄えは相当なものだ。掘り起こすとただでさえもろい斜面を傷つけてしまうのでためらわれる。

緑少ない斜面なだけにコオロギの姿をよく目にした。蒔いた蕪は芽を出したものがゼロではないが、5つもなかった。うち虫食いがないものはひとつ。もっとも麓にある芽だけだ。食べ尽くされた場所もいくつかあろう。

上部ではスズメバチがよく飛び回っている。これから10月いっぱい、藪に入るのはよそう。

タカキビの実は、色の濃度がさらにました。寄ってみると、全体としては未だ早い。昨年は9月19日に収穫した。今年は同様かもう10日ほど後ろか。雨や台風の様子を見ながら適期をとりたい。

 

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