温海カブの種を蒔く

 火入れが、度重なる延期で、9月に入ってもできそうになく、蕎麦蒔きは今年は断念しました。カブでいきます。温海カブの種を入手しました。津田カブも少し予定していましたので、今回は種とりをおこなわず、両方まきます。津田カブの種は2aぶんということでしたので、10〜15aぶん???

 再計算してみますわ。

 そして、種の袋に記載されていることへの注釈メモをいれておきます。

◎温海カブの種蒔きメモ

播種期:山形県温海町一霞地区では8月中下旬→奥出雲町では9月上旬かなあとみてます

播種法:山の上部から火を入れ、燃え尽きて1時間後、灰の上に播く。→→この通りやりましょう

覆 土:散播後、木の枝でたたき、タネを灰や土と混ぜる→この通りに

発芽適温:20〜30℃

生育適温:10〜25℃

栽培法:播種後、降雨があれば数日で発芽する。生育状況により間引きや除草を行い…(後略)

用途:煮て食べるには堅い。収穫したカブは葉と根の先を切り、酢と砂糖塩を混ぜあわせた「甘酢漬け」にする。1〜2週間漬け込むと、酢で果肉全体が赤く染まり美しい

発芽率:75%以上→山形の在来種旧仁多町では、この温海カブを焼き畑で栽培していましたので、気候・土壌は適しているはずです。

種子数→6万粒購入しています

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◎温海カブについて

 まずは概要。

 名称となっている温海町は合併によっていまでは鶴岡市の一地区となっている。この赤カブは旧温海町一霞地区で栽培されてきたカブである。映像作品として私が知るものでは、「よみがえりのレシピ」。そして、未見ながら、NHK山形が1993年10月に放映した27分作品「東北発見:赤カブに生きるー山形県温海町一霞」がある。

 つづく。

 

 

蕎麦を播く

 横田地方の在来種、横田小蕎麦6キロを入手しました。

 通常は1反ぶんだそうです。焼き畑の場合、どうなのか。

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 これから追記して、まとめていきます。

 まずは、種を届けてくださったYさんから聞いた話のメモ。

 大事なことだけでもメモ書き。

・刈るとき……手刈りするとき、根が浅いので、すぐ抜ける。鎌でおさえるようにして、手を動かしてすっと切る感じで。

・乾燥……晴れた日などときどきシートの上にひろげるなどしないとなかなか乾かない。

・刈りどき……次々に実をつけるが、待つより、最初につけた段階で刈ってしまうのがよい

・小蕎麦は背丈が信州などの一般品種よりものびないものである

・他の品種と交替で植えたりしても、交配がすすんでしまう。

 つづく。

前布施の焼き畑

『尾原の民俗』に焼き畑の記述があると聞いたので、確かめておかねばと思いながら、のびのびになっていた。所在はわかっているものの行く暇がなかった。話ついでに他の書もあげておこう。

★「悠久のふる里尾原北原の年輪 : 木次町尾原北原民俗誌」内田稔 編著;1994.12

→県立図書館開架にあり、一度閲覧。複写のため要再訪。木次図書館での所在未確認。

★駒原邦一郎著:私の村のはなし

→県立図書館蔵。仁多の図書館にはないようだ

★『日本の焼畑』佐々木高明/著;1972

→県立図書館蔵。要再読

★「牛と農村の近代史」板垣 貴志/著

→県立図書館貸出可

★「三澤乃神々とおやしろ」陶山親敏

→県立図書館蔵

 さて、『尾原の民俗』だが、島大の地理研究室でささっと見て複写した。

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 備忘すべきことを箇条書きしておく。

◉前布施の焼き畑

・昭和40年代まで行われていた

・共同でやるときは1反。個人でやるときは1、2畝

・8月のお盆までに火入れする

・朝4時から火入れ

・ヒミチは6尺(約2メートル)

・1年目に大根、2年目に小豆、3年目に植林(桧、杉)

・土がいいと3年目も作物を植えた

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 雨が降らず、湖底が干上がった地点から望む、現在の前布施。

奥出雲山村塾〜竹の焼き畑連絡掲示板

2017年度の掲板はウェブに移転しています。

「奥出雲山村塾」のこちらのページを参照ください。

竹の焼き畑2016〜連絡掲示版

以下は2016年度の記事です。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

9月上旬へと延期している焼き畑の火入れ日です。
8月27日時点では、9月6日(日)に人が集まれそうだというので、めがけて準備を進めましたが、9月6日は雨によって流れました。もはや、なによりも天候をいちばんに考えねばにっちもさっちもいきませぬ。8月下旬から9月下旬にかけては秋雨の時季でありますよってに。
さて、9月8日時点です。
台風18号が通過したあとが次なる候補。で・き・る・か・な。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

◉火入れ作業と見込み

1)前日までに最終整備
・消火ホース、ポンプの点検とシミュレーション……面代&大石&誰か
・風などで散らばった竹や落ち葉などの整備。ゆとりがあれば、草刈り、そして枯竹の追加投入。
2)種の仕分け。どこにどれだけまくか。

ーーー

3)火入れ当日は日の出とともに(6時前には着火)。5時半集合予定。

午後、鎮火したところへ種蒔き(たたいて、灰をかぶせる、まぜる)

◉収穫は11月上旬とみています

1月に収穫祭&発表講演でしょうか。

◉火入れ日候補&準備日

9月12日(土)…準備
9月13日(日)…準備
9月15日(火)…候補1
9月16日(水)…候補2

◆◆◆◆↓↓過去ログその2↓↓◆◆◆◆◆◆◆◆

火入れまでカウントダウンとなりました。あと数回の準備。
火入れは8月23日(日)、24日(月)を第1候補にし、天候等によって延期しながら29日(土)までに、実行できるようにしますよ!
……と書いていましたが、25日(火)を第1候補として調整重ねます。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

◉今後の作業と見込み

1)火入れ地の範囲せばめ……伏せ込み量が足りないところを寄せていく。
2)斜面裾部分の処理>>5人☓2日
3)種の入手(そば、かぶ、だいこん)
4)東南部の竹の伐採>>5人☓1日

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

酷暑です。
ですので、朝7時半頃から10時頃まで作業。と考えています。
昼間は涼しい場所で読書・昼寝などして過ごし、16時頃から作業再開し、日が暮れるまで。
前回の伏せ焼きや整備時の様子はこちらなどをご覧あれ。

https://www.facebook.com/events/720227741422157/permalink/724751064303158/

https://www.facebook.com/events/940019806056981/permalink/943009075758054/

◉日程

1)8月5日(水)〜6日(木)……伏せ焼き→済
2)8月11日(火)……人数集まらず中止
3)8月12日(水)……人数集まらず中止
4)8月●日……未定。16日(土)か。
5)8月18日(火)\
6)8月20日(木)→実施済
8月21日(金)→実施済

7)8月22日(土)……最後の調整→実施済
8)8月23日(日)……予備日→お休み
9)8月24日(月)……火入れ準備予定日→実施済
10)8月25日(火)……火入れ予定日→台風接近のため中止、延期
11)8月26日(水)……播種→同上

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

①時間:天候による…基本7:30〜10:00  16:00〜18:30
②場所:奥出雲町布勢地区内竹林(問合せください)
③ 定員:15名を予定
④ 参加費:無料
⑤ 申込方法:お名前、ご住所、連絡先を明記の上、FAXかメッセージをいただくか、お電話でお申込ください。返信をもって受付完了と致します。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

◉持ち物・服装

・水分補給用水筒やペットボトル等
・長袖と日除けの帽子等(肌が隠れる服装)
・斜面でも滑りにくく歩きやすい靴や長靴など
・虫刺され薬、携帯蚊取り線香、虫除け

◉できれば持ってくるとよいもの

・ナタ、ノコギリ(ヤブや倒木処理用)
・ヘルメット(15個ぶんはこちらで用意しています)
・軍手など手袋(こちらでも用意しています)

◎お申込・お問い合わせ

NPO法人さくらおろち 担当:面代(オモジロ)
TEL&FAX 0854-48-0729(平日9時〜5時)

◆◆↓↓過去ログ↓↓◆◆◆◆◆◆◆◆

13回まで終了!!しました。
火入れは8月23日(日)を第1候補にし、天候等によって延期しながら30日(水)までに、実行できるようにしますよ!

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

◉今後の作業と見込み

1)防火帯づくり……山斜面の火入れ地に残っている竹や雑木を移動、火入れ地の中へ。>>5人☓3日
2)火道を切る……2〜3メートル部分にある枯れ葉・枝などを掃いてどかす。道具はてづくり箒か幅の狭い熊手。>>5人☓1日
3)斜面裾部分の処理>>5人☓3日
4)東南部の竹の伐採>>5人☓1日
5)エスケープルートの整備>>5人☓0.5日

◉調査と準備

1)燃やす部分のバイオマス量……竹の本数等を切り株、その稈径等から算出
2)土中温度の測定方法と機器など
3)ドローン撮影
4)定点カメラの準備

◉作物

1)蕎麦の種の準備……横田小蕎麦はきびしいかもしれないが、8月下旬に種を撒いて収穫できる品種で。
2)カブ……
3)大根……
4)トマト……
5)ブロッコリー……

◉収穫、試食発表会までのスケジュールと、準備

★蕎麦の収穫は大変です!!!よ、と

斜面での手刈り、乾燥、脱穀

★参加記録

0)5月30日(土)9:00〜15:00…フィールド調査→済(9名参加)
1)6月7日(日)9:00〜16:00…火入れ地整備→済(7名参加)
2)6月13日(土)9:00〜16:00…火入れ地整備→済(7名参加)
3)6月14日(日)9:00〜16:00…火入れ地整備→済(15名参加)
4)6月20日(土)9:00〜16:00…火入れ地整備→済(6名参加)
5)6月21日(日)9:00〜16:00…火入れ地整備→済(13名参加)

★)6月27日(土)午後:島根大にて「焼き畑講演会」

6)6月28日(日)10:00〜16:00…火入れ地整備(5名参加)
7)7月4日(土)9:00〜16:00…火入れ地整備(12名参加)
8)7月5日(日)9:00〜16:00…火入れ地整備(10名参加)
9)7月11日(土)10:00〜16:00…火入れ地整備(3名参加)
10)7月12日(日)10:00〜16:00…火入れ地整備(2名参加)
11)7月18日(土)9:00〜16:00………スカイプ会議
12)7月19日(日)9:00〜16:00………火入れ地整備・プラン二ング(8名参加)
13)7月20日(月)9:00〜16:00………火入れ地整備・プラン二ング(5名参加)

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◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

①時間:9:00〜16:00

②場所:奥出雲町布勢地区内竹林(問合せください)

ダムの見える牧場前9:00集合・開始

③ 定員:15名を予定

④ 参加費:600円程度(保険料・昼食材料費)

⑤ 申込方法:お名前、ご住所、連絡先を明記の上、FAXかメッセージをいただくか、お電話でお申込ください。返信をもって受付完了と致します。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

◉主なメニュー

・竹林と藪整備(伐る、運ぶ)

・放牧された牛さんたちを眺めながら草原ランチ(メニュー思案中)

*雨風が激しいような天候の場合中止・順延します。少雨ならば実施。

チェーンソーを持参される方はお申し出ください。燃料とオイルは支給いたします。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

◉持ち物・服装

・水分補給用水筒やペットボトル等

・長袖と日除けの帽子等(肌が隠れる服装)

・斜面でも滑りにくく歩きやすい靴や長靴など

・虫刺され薬、携帯蚊取り線香、虫除け

◉できれば持ってくるとよいもの

・ナタ、ノコギリ(ヤブや倒木処理用)

・ヘルメット(15個ぶんはこちらで用意しています)

・軍手など手袋(こちらでも用意しています)

◎お申込・お問い合わせ

NPO法人さくらおろち 担当:面代(オモジロ)

TEL&FAX 0854-48-0729(平日9時〜5時)

竹の焼き畑2015〜フィールド調査と体験者聞き取り等

これから書いてまとめることです。

◉フィールド調査…5月30日のまとめ

◉Y氏聞き取り…3時間の聞き取りでしたが、焼き畑部分はちょっとだけ。しかしながら有意義でした。

【奥出雲町役場との調整内容】

◉火入れ条例・許可のこと

火入れの許可を出す担当課は総務課ですが、地域振興課を通して「こういうことをやる予定」という下話をしておいてもらいます。NPOさくらおろちが事務局・統括する協働事業であるとして、趣旨・目的、現況図、計画日程(工程)、などを出しています。

◉消防のこと

消防団は役場からの要請ででる。その際の日当は役場から。たとえば花火の打ち上げの場合、放水による防火と、終了後の待機が主な任務。
消防が放水をしないのであれば、必要性が下がる。(待機が必須ということでもない)。
消防署に行く時に、綿密な計画をもってのぞむのがよい。
現場詳細図、人員配置、消化設備など。
→つまりは消防に頼らず実施するということ。万が一火災になれば連絡して出動ということである。 そういえば、経験者への取材では、「山火事になってサイレンを鳴らさないでくれ」と頼んでいて、実際山を焼くこともあったらしい。

◉消防体制

器具は山の火災で使うような背負うタンクがある→どこで借りられるか。借料は?
タンク1トンでは足りない(ひとつは牧場にもある)だろう。10トン以上?
昔ながらの道具であれば、飛び火は杉(竹?)ホウキで叩いて消していたが。

◉焼いた畑で何かをつくるのはいい

おそらくですが、「焼く」方に力点をおくのでなく「作物」に焦点をあてたほうが、理解を得やすいということです。→蕎麦の在来種検討。「ふなつ」で馬木在来蕎麦、横田小そばを扱っているので取材する。

竹紙と葛紙と……

なぜ竹紙なのか……。長くなるので詳細はいずれ。

あえて、ひとことでいえば、

「人はいつごろから、自然界から繊維を取り出し、人工物として再編することをはじめたのか」

を想像してみたい、みるべきだ、そこに価値と意味がある、ということですね。

竹の繊維を取り出すことをはじめているのですが、繊維を取り出すところまでの工程は、布づくりとほぼ同じです。

たまたま、柳田国男の「木綿以前のこと」の中に見つけたので、ひっぱってきておきます。

文化四年に成った『北遊記』には、今の福島県の平と湯本との中間でも、藤布を織って産業にしている者がいたとある。是は衣服の原料としてではなく、おもに畳の縁へりにするために供給していたものであった。春中の女の仕事で、その製法は藤の皮を剥はぎ、水に浸すこと四五日の後、堅木かたぎの灰を加えて暫しばらく煮て、川に出して晒さらし且つ扱こくことは、麻の通りであるとも述べてある。

青空文庫の「柳田国男 木綿以前の事」より

火入れの手順を考えるのと同時に

 手順を考えてみた。そのメモとして。

①計画・調査

 計画:施業面積、日程、人員配置、委託契約(森林組合)、許可事前協議

 調査:植生、土壌(2〜3ヶ所程度)、稈経、密度等

②火入れ地事前整備

 杭打ち等による施業ヶ所マーキング(火入れ地、防火帯、消火ポンプ配置位置、人員配置等)

 下刈り(熊笹等)

 倒竹、枯竹運び出し

③火入れ部分は伐採・伏せこみ、防火帯部分は伐採・運搬

 伏せこみ状況の記録

④火入れ日確定(10日前)8月上旬

 天候状態・天気予報、人員都合を勘案しながら、決定。晴天が5日ほど続き、風がなく、火入れ当日もしくは翌日に、軽い夕立があるのが理想的。

 強風、降雨の場合は順延。

⑤火入れ当日

 集合・手順・安全確認

 火付け

 消化確認

 テント泊・定期巡回

⑥調査・播種

 土壌調査(土質、断面)、記録

 浅耕(焼け具合、灰の厚さ等による)

 蕎麦(カブ)播種

⑦調査(1週間単位)

⑧収穫・試食

2年目に小豆。

3年目から

タケノコ生産林+乳牛放牧地

以上。

さくらおろち湖での全日本マスターズレガッタと山際淳司

 『スローカーブをもう1球』。山際淳司の短編ノンフィクション集のタイトルである。私は文庫で読んだ。何度も繰り返し読んだ。いま大学生に聞いたら、どうこたえるのだろうか。知らないと言われそうな気がする。

 先週、さくらおろち湖で開催された全日本マスターズレガッタ。この記事を書こうとして「シングルスカル、ダブルスカル、クォドプル」の確認をしたのだが、「あぁ!」と思い出したのだ。

 文庫『スローカーブをもう一球』の所収されている「たったひとりのオリンピック」を。シングルスカルの津田真夫選手を。大学生活を麻雀に明け暮れる中、オリンピックに出れば人生が変わると思いたち、誰からも相手にされずひとりでボートをつくり(メーカーは相手にしてくれなかった)、ひとりで本やビデオをみて研究し(既存のチームはどこも相手にしてくれなかった)、ひとりでチームを立ち上げ(団体をつくらないと競技会に出れない)、国内トップに立ちながら、モントリオールでは方針により選出されず、モスクワではじめて出場が決まりながら、例のボイコットにより、オリンピック出場はかなわなかった。

 

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 「たったひとりのオリンピック」はこうはじまる。

 使い古しの、すっかり薄く丸くなってしまった石鹸を見て、ちょっと待ってくれという気分になってみたりすることが、多分、だれにでもあるはずだ。日々、こすられ削られていくうちに、新しくフレッシュであった時の姿はみるみる失われていく。まるで――と、そこで思ってもいい。これじゃまるで自分のようではないか、と。日常的に、あまりに日常的に日々を生きすぎてしまうなかで、ぼくらはおどろくほど丸くなり、うすっぺらくなっている。そのことのおぞましいまでの恐ろしさにふと気づき、地球の自転を止めるようにして自らの人生を逆回転させてみようと思うのはナンセンスなのだろうか。周囲の人たちは昨日までと同じように歩いていく。それに逆らうように立ち止まってみる。それだけで、人は一匹狼だろう。

 一人のアマチュア・スポーツマンがいた。

 みんなで一緒に。

 ワークショップ。

 なんたら会議。

 ……風潮・流れへの違和をいま少し掘り下げてみるために、この続きをもう一度読み返してみようと思う。

竹の焼き畑試行つれづれ

竹の焼き畑について思いつくままに記す。

蕎麦かカブをまこうと考えている。

理由はいくつか。

・焼き畑1年めの作物としてあげられることが多い。なにか理由がある。

・山ふたつ隔てた地域である志津見では、竹の焼き畑の後、蕎麦→粟→小豆→放牧、の順でやっていた(要確認)という聞き書きを白石昭臣氏が残していること。

・竹の成長の抑制効果が確か蕎麦にはあったと記憶(要確認)

・仁多でかつて焼き畑のカブとして栽培されていた種を使って「竹」の焼土でやってみるということの意義。

もっとあると思うが、思い出したら追記していこう。

宿題を思い出した。

映像をどうするか。だ。

椿山のVHS編集版(確か30分で中山間地域研究センターにあるのだとか)の所在確認と借りられるかどうか。ダメなら30分ほどの焼き畑記録を民映研からのDVDで。と思う。

あるかなあ。

ただ単に燃やしているというのでなく、基層文化として記録されているものがよいのですよ。だから、youtubeに転がっているのをさらりと流したくはない。

詳細な計画書をつくりつつ、ボランティア募集のチラシなども仕上げねば!です。

 

竹紙づくりを萩で教わるの巻〜その1

3月末に山口県萩市に行ってきました。

NHKもよう観んのですが、放映中の時代ドラマの舞台になっているようですね。吉田松陰が毎日通っていたという橋のたもとから400メートルほど離れた川沿いに、その工房はありました。

萩竹紙工房綵雲の西嶋さんから、半日即席講習を受けて、今年は竹紙づくりをはじめます。

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これ、竹の繊維です。まずここまでたどりつければ、半分うまくいったようなもの。

5月〜6月にタケノコから伸びきった若竹を取ってくるところからです。

アルカリ性重曹かなあ)液につけてほぐすのですが、失敗すると腐敗して蛆がわくのだとか。どうすりゃええのか。西嶋さんは風通しのいい屋外で屋根があるところがいいのだと。

「まずはやってみる」というのでもいいのですが、もうちょい調べてみます。